全てのタイミング

もうきっと頑張っても恐らくこの先授かる事はないと悟り。。

頑張ってもどうにもならないこともあると言うことを知り。。

5歳の我が子に話をした。

「ママとパパは仲も良いしあなたの弟か妹を作ってあげたいって思っていたんだけど、どうやらママの体はもう子供が出来なくなっちゃったみたいなの。ごめんね…。でもあなたがいてくれるからママとパパは幸せだし、何にも寂しい事はないよ。」と。

赤ちゃんが大好きで、保育園では下のクラスのお友達たちをお世話したがりで、どうして自分には弟も妹もいないのか聞いてくる程の我が子は…

「そっかぁ〜…わかった〜!ママとパパが大好きだから私も寂しくないよ」と言っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のに!

授かったのだ!(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもそれを知ったのは、3月20日だった。

 

 

入社まであと1週間。。

必死で掴み取った内定。

ようやく掴んだチャンス。

残念ながらそんなこんなで、授かった事を最初は素直に喜ぶことができず戸惑いの方が大きかった。

 

 

 

 

 

どうして良いかわからなかった。

ネットで調べまくった。

私と似た様な悩みを抱えている人はいないか…と。どうすべきか…と。でも悩みを打ち明けている方々に対し容赦なく「内定辞退するべきだ!」とか「そもそもそういう状況の時は妊活を控えるべきだ!」とアドバイスされていることが殆どだった。

 

 

それらを読んで、ごもっともだと思ったりもした。

 

 

 

けれど…

妊活って1年に12回しかチャンスがない。

年齢ににだって限りがある。

作ろうと思ってすぐ作れるわけでも出来るわけでもない。

それなのに、就職・転職活動の時は自粛するべき事なのだろうか…

 

 

そういう想いもあって。そんな想いも言い訳に過ぎないのか…と思い詰めたり。

 

 

書き込みを見るたび辛くなり、罪悪感が湧き、“よりによって何でこのタイミングなんだよ…”と赤ちゃんを責める始末だった。

 

 

 

 

そんな中、25日に初めて病院へ行くことに。

前回の出産が帝王切開だった為そこの産婦人科では対応することができず、紹介状を持って再度総合病院を受診することになり。その時点で5週目。まだ“胎児”としても認められない段階で内定辞退すべきか否か、どうしても決まられず勇気もなく。何故かその胸の内をその日初めて会った助産師さんにぶつけてしまった。

 

 

 

 

 

 

「何も辞退することないじゃない。入社して時期を見て報告すればいいでしょう?あなたは出産を機に辞めるつもりではないんですよね?ならば何も後ろめたい事はないですよね。そういうのも受け入れて祝福してくれる社会であるべきだし、早くそういう体制になって欲しいですよね」

 

 

 

そう、助産師さんが言ってくれた。

すごく…心が救われた。軽くなった。

何か自分が犯罪者にでもなったような気になっていたけれど、そうじゃないんだと思えた瞬間だった。

 

 

 

 

産前までしっかり働き、産後は育休を取らず産後休暇のみで復帰しよう。あわよくば、早急にテレワークを整備してもらって出産時前後以外は働けるようにしよう!

 

 

 

そう意気込み、不安の中にも小さな希望を膨らませ入社に臨んだのだった。